TOEIC L&R TESTは、リスニング100問とリーディング100問から構成されています。
リーディングは、100問を75分で解かないといけないためスピード勝負です。
スコア800や900を取るためにはしっかりとリーディング対策する必要があります。
また、スコア600や700を目指している場合もリーディングで点数を取れると目標スコアに達する可能性は高くなります。
今回はTOEIC L&R TESTのリーディングの勉強法についてご紹介します。
この記事でわかること
- TOEICリーディング問題の形式
- TOEICリーディング問題のおすすめの勉強法
- TOEICリーディングのスコアが伸びない原因と対策
この記事を読むことでTOEIC L&R TESTのリーディングの勉強法や解くときのコツなどを知ることができます。
TOEIC L&R TESTのリーディングでハイスコアを目指している人は、ぜひ参考にしてください。
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TOEICリーディング問題のおすすめの勉強法
TOEICリーディング問題の勉強法をご紹介します。
リーディング問題おすすめの勉強法
- TOEIC頻出英単語を覚える
- 文法を勉強し直す
- 読解力を身につける
- 長文を速く読む練習をする
- 音読トレーニング
- TOEIC公式問題集で本番対策
TOEIC頻出英単語を覚える
英単語を覚えて語彙力をつけることがリーディングセクションのスコアを伸ばすことに役立ちます。
Part5と6の語彙問題では、単語力を問われるからです。
また、長文読解でも知っている単語が多いほど正確に文章を理解できます。
英単語を覚える際には、繰り返し覚え直すことが大切です。
なお、TOEIC L&R TESTのスコアアップを目指すなら、TOEICに特化した単語帳を使うことを推奨します。
文法を勉強し直す
TOEICのリーディングのスコアアップには、文法を勉強し直すことをおすすめします。
文法をしっかりと理解していると英文の理解力が違ってくるからです。
また、リーディングセクションのPart5では、文法問題が出題されます。
文法力を身につけることは、TOEICのスコアアップにつながります。
文法をしっかりと理解できていないと感じる場合は、勉強し直すことを推奨します。
読解力を身につける
TOEICのリーディング問題でスコアアップを目指すためには、英文の読解力を身につけるようにしましょう。
リーディングセクションの大部分が、長文を読んで解答する問題です。
素早く問題を読む力も大切ですが、まずは英文をしっかりと理解できる力を身につけることをおすすめします。
小手先のテクニックだけでPart7を乗り切ろうとすることはおすすめできません。
まずは英文をしっかりと読む精読トレーニングで長文読解力を身につけましょう。
長文を速く読む練習をする
文法力や英文の読解力などがしっかりと身についたら、長文を速く読む練習をしましょう。
TOEICのリーディングセクションは、時間との戦いでもあります。
リーディングセクションの制限時間75分で100問の問題を解くスピードが必要です。
リーディングセクションでは長文問題が多いため、多くの受験者は時間が足りなくなってしまいます。
文法力や読解力、語彙力などが身についている場合、英文を読むスピードを速くすることでスコアアップにつながります。
音読トレーニング
TOEICのリーディングの勉強法として音読トレーニングもおすすめします。
発音することで目だけではなく、口や耳などの感覚も使うことが脳の刺激へとつながります。
また、音読トレーニングはリスニングスキルの向上にもつながります。
効率的にTOEICのスコアアップを目指せる勉強法です。
音読トレーニングも取り入れてTOEICの勉強を進めましょう。
TOEIC公式問題集で本番対策
リーディングの勉強でTOEIC公式問題集を繰り返し解くことをおすすめします。
繰り返し解くことでTOEIC L&R TESTの問題形式や問題パターンに慣れられるからです。
よく出題される問題を把握しておくことで、スピーディーに問題を解くことにつながります。
また、試験本番と同じ2時間の制限時間を設けることで、時間内に問題を解く練習ができます。
あらかじめ時間配分を決めて、時間どおりに問題を解く練習をしましょう。
出題パターンを掴み、時間内に問題を解けるようになってくると自然とスコアは伸びます。
【パート別】TOEICリーディング問題の特徴
TOEIC L&R TESTのリーディング問題は、以下の3つのパートで構成されています。
リーディングの3つのパート
- Part5:短文穴埋め問題
- Part6:長文穴埋め問題
- Part7:長文読解問題
Part5は短文穴埋め問題
TOEIC L&R TESTのリーディング問題のPart5は、短文穴埋め問題です。
短文の空欄部分に入る適切な解答を4つの選択肢から選びます。
長文問題に時間を残すためにも、全30問を10〜12分で解くスピード感が必要です。
Part5の短文穴埋め問題は、以下の3種類に分類できます。
- 文法問題
- 品詞問題
- 語彙問題
文法問題
文法問題では、関係代名詞や接続詞、時制などのさまざまな問題が出題されます。
文章全体を読み文法的に合っている解答を選択する必要があります。
文法をしっかりと理解しておくことが解答の鍵を握る問題です。
TOEIC L&R TESTを実施・運営している「IIBC」が掲載しているサンプル問題の中で文法問題を見つけました。
No. 104 Among ------- recognized at the company awards ceremony were senior business analyst Natalie Obi and sales associate Peter Comeau.
(A) who
(B) whose
(C) they
(D) those
上記のように空欄部分に文法的に正しいものを入れる問題です。
品詞問題
品詞問題では、同じ単語を「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」などの異なる品詞から最適なものを選びます。
空欄の前後を見るだけで解ける問題が多いです。
「IIBC」の公式サイトに掲載されているサンプルで品詞問題を見つけました。
No. 101 Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ------- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated
上記のように同じ単語の異なる品詞の選択肢から空欄に適しているものを選ぶ問題です。
語彙問題
語彙問題は、どれだけ単語を覚えているかが問われる問題です。
選択肢の単語の中から英文に合う最適なものを選びます。
「IIBC」の公式サイトに掲載されているサンプル問題で語彙問題を見つけました。
No. 105 All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ------- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed
上記のように4つの選択肢から英文に合う単語を選ぶ問題です。
Part6は長文穴埋め問題
TOEIC L&R TESTのリーディング問題のPart6は、長文穴埋め問題です。
Part6は、全部で16問あり、4つの長文にそれぞれ4問あります。
Part5のような文法・品詞・語彙が問われる問題や長文の意味を理解する問題が出題されます。
そのため、Part5とPart7を合わせたような問題です。
Part5とPart7の対策をすることにより、得点が伸びる問題でもあります。
Part7は長文読解問題
TOEIC L&R TESTのPart7は、全部で54問。
時間が限られているため、英文を素早く読んで解答する必要があります。
TOEICテストの1/4以上の割合を占めているため、ハイスコアを目指す場合は重点的に対策が必要です。
Part7では「シングルパッセージ」「ダブルパッセージ」「トリプルパッセージ」の問題があります。
問題の特徴 | |
---|---|
シングルパッセージ | 1つの長文に対して2~4つの設問 問題数は29問 |
ダブルパッセージ | 2つの長文に対して5つの設問 問題数は10問 |
トリプルパッセージ | 3つの長文に対して5つの設問 問題数は15問 |
問題はシングルパッセージから順番に出題されます。
また、Part7で出題される問題のジャンルは以下のようなものがあります。
Part7で出題されやすいジャンル
- ニュース記事
- メールのやり取り
- チャットのやり取り
- 新聞・雑誌
- Webサイト
- 求人広告
- 求人の質問メール
- 告知
- 手紙
上記のようなジャンルの問題を対策することもPart7攻略法の1つです。
TOEICリーディングのスコアが伸びない原因と対策
TOEICのリーディング問題のスコアが伸びない原因や対策などについて見ていきましょう。
リーディングのスコアが伸びない原因
- 英単語力が足りない
- 文法の知識が足りない
- 長文読解のスピードが遅い
- リーディング問題に慣れていない
- 時間配分ができていない
英単語力が足りない
TOEICリーディング問題のスコアが伸びない原因として、英単語力が足りていない可能性があります。
リーディングセクションでは、語彙力が問われる問題や長文読解問題などがあります。
英単語を知らないと正答率が下がるのは当然です。
英単語を覚えて語彙力をつけることは、スコアアップにつながります。
TOEIC頻出英単語が収録された単語帳を使ったりアプリを使用して語彙力を身につけるようにしましょう。
文法の知識が足りない
TOEICのリーディングセクションのスコアが伸びない場合、文法をしっかり理解できていない場合があります。
文法の基礎ができていない場合、Part5の文法問題を落としたり、長文を正確に理解できなかったりするからです。
Part5の文法問題を落としていないかを確認し、文法の勉強をし直すことも検討しましょう。
文法をしっかり理解することで文法問題や長文の理解が深まりスコアアップにつながる場合があります。
リーディングセクションで伸び悩んでいる人は、文法の勉強がおすすめです。
長文読解のスピードが遅い
TOEICのリーディングセクションが伸び悩む長文読解スピードが遅いことがあげられます。
リーディングセクションは、長文読解問題を含めた100問を75分で解かないといけません。
長文読解スピードが遅いと、時間内にすべての問題を解くことができません。
すべての問題を解くのに時間が足りない場合は、ハイスコアを取るのは難しいです。
制限時間内にすべての問題を解くための読解スピードを鍛える必要があります。
リーディング問題に慣れていない
TOEICのリーディングのスコアが伸びない原因として、問題に慣れていない場合があります。
問題に慣れていない場合、出題傾向の把握やコツなども掴めていない場合があるからです。
TOEICの問題の出題傾向を抑えておくことで、解答スピードアップにつながります。
また、コツを知っておくことで正答率が上がる場合があります。
リーディング問題の形式のコツを掴みスコアアップを目指しましょう。
時間配分ができていない
TOEICのリーディング問題が伸びない原因として時間配分ができていない場合があります。
また、時間配分を設定しても時間どおりに問題が解けないこともあります。
制限時間内にすべての問題を解くためにも、時間配分を設定して時間内に解く練習が必要です。
時間配分を優先して問題を解くことがTOEICスコアアップの鍵を握ります。
スコアアップを目指すためにも時間配分を設定し、時間どおりに解く練習をしましょう。
TOEICリーディングでは単語・文法・読解などの勉強法がおすすめ
この記事では、TOEICのリーディング問題の特徴や勉強法などについて紹介しました。
TOEICのリーディング問題では、Part5の短文穴埋め問題の対策やPart7の長文問題の対策が必要です。
Part6はPart5とPart7を合わせたような問題であり、特別な対策は必要ありません。
Part5とPart7の対策をすることで、Part6の対策にもつながります。
リーディング問題では文法力や語彙力、長文読解力が必要です。
まずは文法力・語彙力・読解力を身につけてから、問題を解くスピードを上げる練習をすることを推奨します。
TOEICリーディングでハイスコアを取りたい人は、参考にしてください。